利尿作用が高い!中高年の方も良く食べているしそとビタミンAの効果

ビタミンAは、昔から健康的な生活に欠かせない栄養として、あらゆる加工品に配合されていることが多い栄養の1つです。

なぜ、ビタミンAは他のビタミンと比較して重用されていることが多いのかというと、以下のような働きで高い評価を得ているからです。ビタミンAには、皮膚、粘膜といった、肌、目の健康を保つ働きがあり、しかも抗酸化力を持ち合わせている栄養の1つとされています。

抗酸化力は、アンチエイジングを通じて有名になりましたが、抗酸化力が弱い体では、免疫力が低いだけでなく、肌などにくすみが生じるなど、肌を保護する力まで弱まってしまうとされています。抗酸化力を高める場合、レバーといったあまり食べ慣れない食材を通じて、多くの栄養を得たほうが良いという意見もあります。

ですが、近年では魚油、植物油を通じて不飽和脂肪酸を摂取していると、抗酸化力が高まりやすいというデータも存在するのです。これはビタミンAも同じで、ビタミンAは肉類、野菜類に多く含まれている栄養なので、無理にあまり食べることがない肉類を意識して、ビタミンAを摂取する必要はありません。

他にも、ビタミンAは動物性食品に多く含まれているレチノール、植物性食品に多く含まれているα-カロテン、β-カロテンとの関係も指摘されています。というのも、これらの栄養が体内に存在すると、ビタミンAに置き換わり、ビタミンAとして体内に働きかけることがあるからです。

デンプンがブドウ糖に変換されるケースと同じなのですが、体内に存在する栄養というのは、単一の栄養として使われるケース、他の栄養と結びつき使われるケースも存在します。なので、健康を保つ上では、カロテンを多く含む野菜を食べて、ビタミンAを補うという手段もありでしょう。

それと、ビタミンAは目薬に配合されていることが多いのですが、その理由は、目が光を感じる際に必要となる色素(ロドプシン)の主成分は、ビタミンAだからです。ビタミンAが不足するとドライアイ、もしくは眼精疲労に悩まされるリスクが高まってしまうため、目の健康にはビタミンAが不可欠とされているのです。

また、前述ではレバーにビタミンAが多く含まれていると案内しましたが、野菜類では、モロヘイヤ、人参、かぼちゃ、あしたばなどがオススメです。モロヘイヤは50gで850マイクログラム、人参は50gで728マイクログラムのビタミンAを含有しています。

ただ、豚のレバーには、50gで6500マイクログラムもビタミンAが含まれているので、積極的にビタミンAを多く摂取したいという場合は、肉類を中心とした食生活で、肌、粘膜に優しい生活を続けてみると良いでしょう。

魚の場合、ビタミンAが多いとされる銀ムツでも、実際は50gで900マイクログラムしかビタミンAを摂取できません。なので、魚を食べているだけで大量のビタミンAを摂取できるわけでもなく、さらにビタミンAは、牛乳、チーズ、卵にも含まれている栄養なので、毎日の献立を考える際は、これらの食材も活かしてビタミンAを摂取したほうが良いでしょう。