リコピンが多く含まれている!トマトはミニトマトのほうが栄養が多い

トマトというと、今ではリコピン、もしくはカリウムで有名です。

リコピンは、トマト以外の野菜では摂取することが難しいだけでなく、今では、アンチエイジング効果もある栄養として知られています。リコピンには、強い抗酸化作用がありますので、こちらを意識して食べられると、アンチエイジングに成功するかもしれません。

抗酸化作用とは、主に老化、動脈硬化に効果のある栄養として知られています。人の体は、年齢を重ねるごとに衰えていくのですが、その際に、体が硬くなってしまったり、筋肉などが傷みやすくなることがあるのです。

しかし、トマトを摂取してリコピンを多く蓄えている体では、血のめぐりが良いので、体そのものが衰えづらくなるだけでなく、強い抗酸化作用により、栄養の吸収効率などが高まっていくのです。このような魅力があるので、今ではトマトを食べる人が増えています。

他にも、トマトは生活習慣病を改善してくれる栄養が豊富なため、トマトを食べる人もいます。前述したカリウムが該当するのですが、こちらは体内に溜まっている毒素を、尿中に含ませることで排出を促すことができるのです。

毒素とは、老廃物であったり、体内に多く摂り込んでしまったナトリウムが該当します。ナトリウムというと、血のめぐりを良くしてくれることで知られていますが、ナトリウムが体内に多く溜まりすぎていると、内臓の動きが弱まってしまうこともあり、大量の摂取では病気などにかかるリスクも上がってしまうのです。

そのため、トマトを食べて体内に溜まっているナトリウム量を調整することも、健康を得る上では大事な心がけとなります。また、トマトの優れているところは、熱を加えて調理しても傷みづらいところです。

リコピンも熱を加えたからといって、栄養量が減ってしまうわけではありません。なので、トマトを煮詰めてケチャップにされた場合も、リコピンを摂取できるようになっています。

ただ、トマトよりもミニトマトのほうが栄養が豊富です。ミニトマトの場合、クエン酸、ケルセチンも多く含まれており、クエン酸は疲労回復効果で知られている栄養です。

クエン酸はレモンにも含まれているのですが、トマトの場合はトマトを含んだサラダにドレッシングをかけて、野菜のビタミンCを多く摂取できるため、今ではこのような食べ方が流行しています。トマトを野菜に添えるだけで栄養価が高まり、しかも、美味しい食事になることが多いのです。

ケルセチンは、トマトの皮部分に多く含まれている栄養のことです。血管の病気を防いでくれる栄養のため、リコピンと同じような理由で摂取されているケースが多いとされています。

しかも、ケルセチンは血管の柔らかさにも作用しているため、健康な血管を維持したいという場合も、トマトを食べたほうが良いのです。皮部分に多く含まれているので、トマトを食べる際は丸ごと食べるようにすると良いでしょう。

このようにトマトに含まれている栄養のほとんどは、血管、もしくは臓器に対して良い影響を与えます。なので、最近になってストレスが溜まりやすくなった、疲れが溜まりやすくなったという人にもトマトをオススメできます。