虫歯の原因にも効果的!?今では摂取しやすくなったオリゴ糖と性質

今では、オリゴ糖配合のドリンク、もしくはヨーグルトといった発酵食品が増えています。

ですが、オリゴ糖には明確な栄養効果があるため、今ではこのようなドリンク、食品の存在についても、正しく知られている人が増えてきています。オリゴ糖は、そもそも少ないという意味で用いられています。

というのも、オリゴ糖は単糖が2~20個でグリコシド結合したもののことです。つまり、寄り集まって1つのものになっているだけで、1つ1つは小さすぎる、少ないという扱いを受けるほどのものなのです。

しかし、オリゴ糖を正しく摂取していると、腸内で善玉菌の栄養になることが今では良く知られています。善玉菌は、主に善玉コレステロール(HDLコレステロール)として扱われている菌のことなのですが、腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種の菌がバランス良く存在しているのです。

ですが、下痢、便秘、腹痛、消化不良に悩まされる人の多くは、老化に伴い、腸内菌のバランスが悪くなり、その結果で悪玉菌が増えすぎる、もしくは善玉菌が減りやすくなるというトラブルを抱えています。この問題を解決してくれるものこそ、オリゴ糖、もしくは発酵食品なのです。

オリゴ糖は消化吸収を助けるという働きがあるため、お通じなどの改善で高い効果を上げていることが多いです。しかも、オリゴ糖には消化吸収されにくいタイプが存在し、こちらは大腸まで届くという性質があるため、大腸の環境を改善する場合に用いられることが多いのです。

オリゴ糖以外にも糖類は存在しますが、健康において良くオリゴ糖が利用されるのは、このような使い勝手の良い糖類として、利用できるようになっているからとされています。さらに、オリゴ糖を良く摂取していると腸内環境が正常になりやすいため、その影響でダイエットにも成功しやすくなると言われています。

腸内環境が正常に近づくほど、脂肪の燃焼効率が改善されることが多く、その際には、内臓脂肪といった燃えにくい脂肪も燃えやすくなるのです。食事量を減らしても痩せられない人は、もしかすると腸内環境が正常ではない可能性が考えられます。

近年では、腸に良く効く乳酸菌の開発も進んでいますので、良ければ、オリゴ糖と併せて、自分にあった乳酸菌などを摂取してみてはと存じます。オリゴ糖以外にも、難消化性で知られているものには、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、そしてパラチノースが存在します。

これらは腸内環境改善だけでなく、虫歯などの治療でも使われることが多い糖類です。他にも、オリゴ糖を良く摂取していると、胃腸環境が良くなるためお通じなどが改善し、しかも、おならの臭いまでもが改善される例が存在します。

人によっては体臭などを気にしている人もいますが、体内に毒素が溜まっている人ほど体臭は悪化しやすい傾向にあります。オリゴ糖は腸内環境改善とともに、体内に溜まっている毒素を食べかすに含ませ、排泄を通じて体外に排出するという働きもあるため、臭いなどの問題を抱えている人もオリゴ糖と相性が良い人です。