レタスの新事実!ビタミンが意外と少ない食材として知られてきている

レタスというと、レタス○個分の食物繊維というキャッチコピーが、食材、もしくは野菜ジュースなどに用いられています。

なので、人によってはレタスは比較されるほど栄養が多いと勘違いしている人もいますが、基本的に、みずみずしい野菜のほとんどは、それほど多くの栄養を含んでいるわけではありません。レタスも例外ではないので注意してください。

レタスを食べた場合、主に水分を摂取している割合が高く、レタスから摂れる栄養についても、以下のように独特な栄養のほうが多いのです。まず、レタスには葉緑素(クロロフィル)が多く含まれています。

こちらは免疫力アップで知られている栄養なのですが、葉緑素を摂取していると、強い抗酸化力を得られるようになります。抗酸化力とはアンチエイジング効果を含む力のことで、抗酸化力が高い体というのは、主に細胞が活き活きしている状態のことです。

子どもの体と大人の体を比較するとわかりますが、大人の体は子どもの体と比較して、それほどモチモチとしていませんし、ツルツルとしていません。つまり、酸化が進んでしまっている肌は傷みやすく、その影響で艶が失われてしまいやすいのです。

レタスは、このような問題を解決してくれる葉緑素を含んでいるので、レタスはシミ、シワを減らしたい人が良く食べている食材でもあるのです。また、レタスのような淡色野菜には、緑黄色野菜と比べて多くの免疫力アップの栄養を含んでいます。

そのため、レタスを良く食べていると風邪にかかりにくくなると言われているのです。また、このような栄養は水に溶けやすい性質のものが多いため、長く水洗いする、もしくは煮込んだ後に出汁を捨ててしまうのは良くありません。

レタスの栄養を上手に摂取する場合は、ちぎって冷水につけ、そしてサラダに盛り付ける、もしくはレタスを蒸しておき、肉を巻いて食べるようにすると、レタスを美味しく、且つ消化率を高めた状態で食すことができます。

それと、レタスには食物繊維が多く含まれているとされていますが、実際はそれほど多くの食物繊維を含んでいるわけではありません。レタスは、100gあたりで食物繊維が1.1gとなっておりますので、他の野菜と比較しても食物繊維の量が少ないのです。

ただ、レタスの食物繊維は不溶性食物繊維と言われるものです。不溶性食物繊維を摂取していると、腸内に溜まっている食べかすを上手にまとめて、排泄の際に排出しやすくなるという利点があります。

なので、最近になって便秘に悩むようになった、もしくは、栄養の吸収効率が下がってきていると感じる人は、添え物としてレタスを使うようにすると良いでしょう。ただ、レタスの不溶性食物繊維だけでは、便秘解消が難しいこともあるので注意してください。

食物繊維には、不溶性食物繊維だけでなく水溶性食物繊維も存在します。水溶性食物繊維は、麦、もち米といったモチモチとした食材に多く含まれている栄養で、不溶性食物繊維を2、水溶性食物繊維を1のバランスで摂取していると、腸内環境が改善されやすくなるとされています。