脂肪酸の上手な摂取方法!魚も食べるようにすると体が健康的になる

魚を良く食べている人は頭が良い、健康的と言われることが多いのですが、これにはれっきとした理由があります。

まず、魚には脂肪酸が多く含まれているのですが、脂肪酸を正しく摂取していないと、以下のような問題が起きやすくなるのです。脂肪酸はドロドロ血液にも効果があり、正しく摂取していないとドロドロ血液により、数多くの血栓ができあがりやすくなります。

これにより脳梗塞、心筋梗塞といった病気のリスクが上がってしまうため、今では、脂肪酸の価値が見直されるようになりました。他にも、集中力、記憶力にも大きな影響があるとされています。

集中力は忍耐力にも影響を与え、あまり野菜や魚、もしくは健康に良いとされる調理油を使用しない人では、集中力が低いためにイライラすることが多くなるのです。記憶力に関しては、アルツハイマー型認知症を予防する上でも必要と言われています。

近年では、欧米食(肉ばかりの食事)だけでなく、ジャンクフード(脂っぽい食べ物)を食べる若者が増えているため、脳になにかしらの異常が見られ、その影響で若年性アルツハイマー病にかかっている人が増えているのです。

過去では、若い人にあまり見られなかった病気として注目を集めることとなりましたが、この問題は現在もあまり解決できていない状況です。しかし、健康に良いとされる調理油、魚、野菜を食べている人では、脳の血管が丈夫なだけでなく、その影響で、集中力なども改善できているケースが多く確認できているのです。

そもそも、脂肪酸にはEPA、DHAのように脳に良いとされる栄養が多く存在します。EPAはドロドロ血液を改善してくれる効果、そして、DHAは神経に働く作用があるとされています。

また、このような脂肪酸は特に魚に多く、今では青魚(アジ、サバ、マグロなど)に多く含まれている栄養であることもわかっています。補足となりますが、DHAは神経に働く栄養とされており、それほどドロドロ血液に効果があるわけではありません。

なので、DHAを摂っているとドロドロ血液が改善でき、しかも、記憶力アップにつながるという情報は信用しないほうが良いです。EPA、DHAともに相互作用で栄養効果が大きくなるという性質があるため、重要なのは、EPA、DHAを多く含む魚肉を食べて、健康的な生活を送ることなのです。

それと、サプリメントを摂取するだけで、脂肪酸を多く摂取することは可能という情報も、あまり信用しないほうが良い情報です。というのも、過剰に摂取した場合には以下のような副作用が発生するからです。

サプリメントの注意書きの欄にも書かれていますが、EPA、DHAの摂り過ぎでは、下痢、吐き気、出血が止まりにくくなるといった副作用があり、他にも、食欲低下、便秘といった症状が表れることもあります。場合によっては、血圧低下による目眩などが発生することもあるので、サプリメントで大量に摂取するよりも、食事を通じて美味しく脂肪酸をいただいたほうが賢明です。