他の食材と併せて食べたほうが良い!もやしに不足している栄養素は?

もやしは、約95%が水分となっているので、栄養が多く含まれている野菜ではありません。

また、加熱すると栄養が失われやすいという性質があるので、加熱には注意を払わないといけないのです。なので、もやしを調理する際は、もやしに含まれているビタミンCといった、加熱すると失われやすい栄養に気を配り、調理を行うことが重要となります。

もやしには、ビタミンC、カロテン、カリウムといった栄養が含まれています。たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、鉄分といった、有名なミネラルが豊富に含まれているわけではないので、調理する際は、これらの栄養も補ったほうが良いでしょう。

例えば、たんぱく質、鉄分などを追加する際は、肉料理にもやしを混ぜるだけで問題ありません。カルシウム、マグネシウムに関しては、魚貝類と一緒にもやしを調理するだけで得られるようになっています。

魚介類ともやしは、味わいを統一することが難しいと考えてしまいますが、和え物として調理する場合には問題ありません。魚の切り身をぶつ切りにして、後は酢と一緒に茹でて柔らかくしたもやしを混ぜるだけで、美味しい和え物が完成します。

それと、もやしには大豆もやしと言われている、通常のもやしと比較して豆の部分が大きなもやしも販売されています。こちらは栄養が通常のもやしよりも多いので、ダイエットも意識して、もやしの栄養を多く摂取したいという人は、大豆もやしを食べるようにしましょう。

大豆もやしを良く食べていると、以下のような栄養、栄養効果を得られるようになりますので、最近では、もやしの栄養もかなり見直されつつあります。まず、もやしにはカリウムと言われている、緑黄色野菜に多く含まれている栄養が含まれているのです。

カリウムは、尿中にナトリウムを含ませることで、余分に体内に存在するナトリウムを、体外に排出することが可能となるのです。ナトリウムが多く溜まっている体は、血のめぐりが悪くなりやすいだけでなく、体内に存在する水分を用いてナトリウム量を薄めるため、体内の水分量が減りやすいという問題が発生します。

その際に、臓器が疲れやすくなってしまったり、人によっては気分が悪いといった症状が表れるようになるのです。老化に伴い、このような症状が強まっていくため、もやしを食べることは、体内を浄化する上では欠かせない行為なのです。

また、カリウムには血圧低下の作用もあります。血液循環を改善してくれますし、女性の場合は月経不順等に効果があるとされているため、このような特殊な用途でもやしを食べている人もいるのです。

他にも、もやしにはアスパラギン酸が含まれています。アスパラドリンクなど、今ではアスパラギン酸を多く含むドリンクが販売されていますが、アスパラギン酸には疲労回復効果があり、また疲労そのものに強くなると言われているのです。

アスパラギン酸は多く摂取することが難しい栄養の1つなので、このような栄養効果を狙ってもやしを食べるのも良いでしょう。

近年では、便秘改善によるダイエット効果を狙って、もやしを食べる人も増えてきました。老化に伴い、便秘、もしくは下痢の症状が頻発するという人は、もしかすると、体内環境であり腸内環境に問題があるのかもしれません。

しかし、もやしは水分を多く含むという珍しい食材でもあるので、もやしを多く食べていると、胃腸に溜まっている食べかすが軟便化しやすく、これによりお通じが改善しやすくなるのです。ただ、水分を多く含む食材なので、もやしを多く食べ過ぎると、下痢の症状が強まってしまうこともあるため、このことを理解して適切に食べたほうが賢明です。