コレステロールを抑制してくれる!漢方で人気のよもぎとクロロフィル

健康、ダイエット目的で漢方薬を使用する人が増えてきていますが、そんな漢方を通じて有名になった食材があります。

それはよもぎなのですが、よもぎは食用だけでなく、漢方においても煎じて使用する割合が高く、且つその健康効果の高さに驚かれる人が数多くいるのです。そもそも、よもぎは健康に良いということは昔から知られていました。

ただ、よもぎの葉などを好んで食べる習慣、もしくは薬に変えて使用する習慣が少なかったため、今までは味を整える際に使用することがある食材、という認識のほうが多かったのです。しかし、今では以下のような栄養をよもぎが含んでいることも知られているため、積極的によもぎを食べる人が増えています。

よもぎの成分にはクロロフィルが含まれるのですが、クロロフィルを体内に摂り込んでいると、クロロフィルの影響でコレステロールを抑制することができます。これにより、肥満体型の緩和、もしくは食事などを美味しくいただけるようになり、お通じが改善される人も多くいるのです。

クロロフィルには、血中の脂質を正常にしてくれる作用もあります。ナトリウム濃度を下げてくれるカリウムという栄養と似ていますが、クロロフィルの場合は、ほとんどの人が早い段階で効果を実感しているため、カリウムと比較しても個人差が出にくいという利点が存在するのです。

しかも、よもぎは添加物などが一切使用されていない自然由来の食材なので、長く食べ続けても、副作用などが発生するリスクがほとんどありません。ですが、よもぎを食べ続けると、人によっては吐き気、目眩などを感じることがあります。

なので、体調を崩してしまった時など、体調が好ましくない時はよもぎを少しだけ食べて、大量に食べることを避けたほうが、上手に栄養の吸収が行えるようになります。それと、よもぎにはβ-カロテンも多く含まれています。

β-カロテンは若さを保つ上で欠かせない栄養とされているのですが、カロテン(α-カロテンも含む)を多く摂取していると、体内に存在するビタミンAの量が多くなるので、健康に良いとされています。カロテンは、体内に多く存在している状況では、肌、粘膜に使用されるビタミンAに置き換わり、これによりアンチエイジング効果を得られるのです。

つまり、よもぎは肌のくすみ、シワなどにも効果がある食材のため、今では健康、美容の両面で高い評価を受けていることが多いというわけです。さらに、よもぎには以下のような効果も存在します。

よもぎは、高血圧、心臓病の予防にも効果があり、このような効果はよもぎの健胃効果により得られるとされています。健胃効果とは、よもぎを食べることで得られる整腸作用のことです。

漢方では、古くからよもぎを整腸の目的で処方することが多く、食べ物の消化吸収に関する効率が良くなるだけでなく、腸内に存在する菌のバランスも良くなり、これが健胃を支えてくれるのです。しかも、よもぎは腹痛、下痢、冷え性、むくみといった水滞と呼ばれる諸症状にも効果があります。

近年では、よもぎの高い保湿効果も評価されているため、よもぎはアトピーの改善にも期待できるとされているのです。このように、よもぎは体外だけでなく、体内に対しても大きな健康効果を与えてくれる、漢方においても有名な食材なのです。