豆腐は大豆を加工して作られている食品ですが、多くの栄養素を含んでいるため、今では健康に良い食材としての人気が高いです。
一時期は、ヘルシーダイエットに良いとされていた豆腐ですが、豆腐の中には良質なたんぱく質が多く含まれているため、実を言うと、体を少しでも丈夫にしたいという男性からも、高い評価を得ている割合が増えているのです。
痩せる際にも効果があり、体を鍛える際にも効果があるのですから、他の食材と比較して、豆腐は優れた栄養が多いというのは本当のことでしょう。また、豆腐を食べ続けると、生活習慣病、肥満、高血圧、動脈硬化にも良いとされていますので、今では、これらの研究もかなり進んできている状況です。
そのため、大豆類に多く含まれている大豆イソフラボンといった栄養素を、サプリメントで簡単に摂取できる時代になりました。大豆イソフラボンは血流改善に良いとされているのですが、更年期障害のイライラにも良いとされているため、大豆イソフラボンは若い人だけでなく、中高年の方にも良い栄養素なのです。
また、豆腐は畑の肉と言われることも多いです。その理由は、前述したタンパク質が豊富な食べ物という理由だけでなく、肉類に近い栄養も多く含まれているからです。
例えば、豆腐にはたんぱく質、ミネラル、ビタミンが多く含まれています。しかも、肉類と比較してカロリー量が少ないので、ダイエットにも良く、高脂血症のように脂質、糖質を気にして食事を取りたい方にとっても、丁度良い食べ物として評価されています。
最近では、機能性食品としての評価も高まってきました。豆腐が機能性食品として扱われるようになった理由ですが、以下のような独特な栄養素を多く含んでいる食材だからです。
豆腐には、リノール酸が多く含まれています。近年では、豆腐にはたんぱく質だけでなくリノール酸も含まれていることがわかっており、リノール酸は、血圧、コレステロールを改善する効果があることで有名です。
さらに、動脈硬化にも良いので、健康寿命を意識して豆腐を食べる高齢者も増えてきました。動脈硬化は、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞の原因になりかねない重大な血管の問題です。
しかし、そんな血管を丈夫なままにしてくれる効能が、先ほどのリノール酸にあるのです。豆腐にはたんぱく質も多く含まれているので、血管がしなやかになり、さらに血管だけでなく、筋肉の柔らかさも維持できるといった、優れた効能がいくつも隠れ潜んでいるのです。
他にも、機能性食品と言われるだけあって、豆腐にはレシチンも多く含まれます。レシチンは、脂肪代謝、脂肪肝にも効果があると言われているのですが、レシチンだけのサプリメントが存在するほど、豆腐のレシチンは人気が高いです。
レシチンの優れているところは、不飽和脂肪酸が構成要素に挙げられるところでしょう。不飽和脂肪酸は、体内の脂肪を燃焼させる際に必要な脂肪酸のことです。
しかし、レシチンを多く含む食べ物は限られているので、レシチンを摂取しやすい豆腐の人気が上がっています。しかも、豆腐は煮ても焼いても食べられるだけでなく、食材を調理、加工した際も栄養素が減りにくく、しかも、美味しく食べられるという利点まで存在する優れた食べ物なのです。