捨てるのはもったいない!大根の葉に含まれるβカロテンの健康効果

大根の葉というと、まったく栄養のない部分と思われることが多かったため、今までは使われずに捨てられることが多くありました。

ですが、今では大根の葉には多くの栄養があることも知られるようになり、また、その健康効果に驚く人も多くいます。また、どうして大根の葉の栄養について多くの人が知るようになったのかというと、それは大根の葉などを用いた料理が、レシピサイトで増えているからです。

レシピサイトの中にはクックパッドのように、今ではテレビ、雑誌でも取り上げられているサイトが存在します。その中には、健康を意識したレシピばかりを投稿している人もいるのですが、近年では、大根の葉などの葉を用いた料理、そして効能などが掲載されているため、多くの人が葉の重要性について学ぶ結果になったのです。

まず、大根の葉というのは緑黄色野菜に分類されていますので、緑黄色野菜と栄養価で大きな違いが発生するということはありません。そのため、大根の葉にはカロテン(β-カロテンなど)、ビタミンC、ビタミンKなどが含まれており、しかも葉酸といった今ではサプリメントで有名な栄養まで含まれているのです。

重要なのは、これらの栄養が大根の葉という小さな葉に詰まっていることです。しかも、大根の葉は大根を購入した際に付いてくるものなので、大根を使った料理を考えている人であれば、さらに1品を増やす目的で大根の葉を活用することができます。

このように優れた特性の多い大根の葉ですが、他にもカリウム、カルシウムといった、成長、健康に不可欠な栄養まで他の緑黄色野菜と同じか、もしくはそれ以上の栄養を含有しているのです。ミネラル分は、骨粗しょう症に重要な栄養で、もし不足している場合は年齢を重ねるごとに、足首などに痛み、もしくはいつの間にか骨折といった症状が表れるようになります。

このような症状は、カルシウムが重要な役割を果たしていると思われることが多いのですが、実際は、骨を形成する、作り出す際に必要なたんぱく質、カルシウム、マグネシウムが体に存在しないと、骨粗しょう症のリスクが高まってしまうのです。つまり、骨の丈夫さを真面目に考えていくと、大根の葉のようなミネラル豊富な食べ物を食べることが、いかに重要であるかが良くわかります。

また、今では大根の葉は女性の味方という表現も良く用いられるようになりました。というのも、ビタミンC、ビタミンKは美肌成分で知られているからです。

ビタミンCは肌のみずみずしさに高い効能があり、ビタミンKは肌そのもののくすみを抑える作用として知られています。ビタミンCは欠乏しやすい栄養でもあるので、定期的に緑黄色野菜を食べていない人では、もしかすると、すでに栄養不足の状態に陥っているかもしれません。

さらに、大根の葉を加熱するとビタミンといった、肌、粘膜に作用する栄養を摂取しやすくなります。なので、大根の葉を調理する際は白だしなどで煮詰め、少しだけ砂糖を入れて甘辛いおひたしにすると良いでしょう。